更新日:2015,06,17,Wednesday 更新者:ezawa
「なんかテレビで見たことあるタイトルっぽいですね。」
「はい。使って役立つプレミアム商品券ですが・・・実は・・・ってやつです。」
プレミアム商品券は元々は地域振興券の延長みたいなモノで・・・、地元の商店街やスーパーで消費活動を喚起して経済を刺激しようという地方創世と経済対策を目的としています。
このプレミアム商品券は「地域住民生活等緊急支援交付金」4200億円の一部です。
プレミアム商品券が1589億円、全国1788自治体の97%に当たる1739自治体(1709市区町村と30都道府県)が計画しているらしいです。
まぁほぼ全ての地方自治体で行っているらしいです。
「10000円で12000円のお買い物ができるのなら超ラッキーです。」
経済は波及効果があるので、地方限定で資本を投入すれば消費が消費を産むという好循環になればいいなぁということです。
そもそもですが・・・、地域における消費喚起策やこれに直接効果を有する生活支援策に対し、国が支援すると言うことで、その対象事業として、地方公共団体が策定する実施計画に定めた事業 たとえば、プレミアム付商品券(域内消費)、ふるさと名物商品券・旅行券(域外消費)等を行うというものです。
目的と行動がちゃんと示されています。
「ふーん・・・。でもほとんどの自治体がプレミアム付商品券ということですか・・・。」
「はい。一部宿泊補助券とか人間ドック券とか利用に制限を掛けているところもありますが・・・。」
地方自治体は交付金の利用方法の実施計画を期限?までに提出するのですが、期限までに異色な企画が無かった自治体は他の自治体でも実施しているプレミアム商品券が実施しやすかったという背景もあるのでは・・・。
住民に喜ばれるサービスである必要があるので、住民にとって良い企画であることは間違いありません。
「で・・・何がネガで怖い問題点なんでしょうか?」
「聞きたくないかもしれませんが・・・、本当に景気対策になっているのか?って言われています。」
「普段の生活で必要な食料品などの経済活動でプレミアム商品券を使用するのは本来の需要と同じです。確かに2000円を期限内で使わせるのでその時は経済効果は出ますが、その先は割高感から需要が落ち込むカモです。」
「うーん。一端安くなったのが元の値段に戻ると確かにそう感じるわねぇ・・・。」
「さらに聞きたくないかもしれませんが・・・、本当に地元商店街で利用されるか?ということです。どうしてもエブリデイ・ロー・プライスの大型店VS地元商店街という構図が出てきます。ですので、自治体によってはA券は大型店でも、B券は大型店使用不可という2種類の券の抱き合わせでの販売を行っているという自治体もあります。」
「ある程度対策はされていますけど、利用者にとっては抱き合わせは使いにくいですね。大型店しか使わない人は商店街は行きませんよね。」
「もっと聞きたくないかもしれませんが・・・、地方自治体に配分された交付金の全額がプレミアムとして購入者に還元されません。」
「たとえば印刷代や、当社のような封入作業代、当社ではバーコードによる管理も行っています。」
「これらの運営費が安く上がるほど予算の配分をプレミアム商品券に上乗せできるのですが、現状で決して全額が還元されていないのです。」
「うーん・・・。なるほど・・・。市民としてはもっといっぱい還元して欲しいわぁ。」
「全然聞きたくないかもしれませんが・・・、前払いなんですね・・・。」
「格差社会が言われて久しいですが、先に10000円用意して、1年以内に12000円消費する・・・・。だからお得でしょ。という理論です。」
「自治体によっては5万円までとか10万円までとか、場合によっては購入金額無制限・・・っていう自治体もあります。」
「私は1年以内なら実際地元で5万10万は使うと思うけど、確かにいきなり買えないわねぇ。」
「・・・という事です。でも富裕層は買いまくるわけです。で高額商品を購入して転売・・・。」
「で・・・利益が出ると・・・。あーなんかむかつく・・・ますます貧富の差がでかくなる・・・。」
「でも、今のは良いことです。だって実際に消費をしています。転売は別に悪いことではありません。」
「もう聞きたくないかもしれませんが・・・、「ホントに聞きたくない・・・。」 実は・・・不正不使用換金があるんです。」
「プレミアム商品券を店が利用せずに換金するという事が起きている様です。もちろん店側とは不正利用しない誓約書らしきモノはあるらしいですが・・・・100万円分購入して、利用せずに換金すれば120万円という事です。」
「そんな・・・一瞬で20万円の利益・・・というか交付金不正受給?」
「まぁこれは制度が良くないのです。換金がしやすい仕組みを改めなければ、上で述べたことも加えて、「単に補助金のばらまき」と言われてしまうことを否定できません。」
「網を掛けて使いにくくすれば、市民に浸透せず、制度をゆるめれば悪意がある輩に補助金が流れる・・・。」
「こういった制度では 「ばらまく」 より 「減税」 としたほうが平等、公平だと思います。 」
「わたし・・・どうすれば良いんでしょう?」
「私たちは、この商品券で今までできなかった贅沢を2割り増し、たとえば100グラム500円の肉を・・・ 肉ですか? 100グラム2500円の村上牛にするとか・・・。」
「2割り増しじゃなくて5倍になってますけど・・・。山形牛じゃないんですか?」
「酒田市までの途中にあるんで・・・たまに買い食いしてます。」
「いままで買えなかった何かを購入するとか・・・というのが正しい使い方です。市民の我々は何も考えなくて普通に利用すれば恩恵があります。」
「プレミアム商品券が悪い企画ではなく、もう少し制度自体に工夫が有れば、ネガの部分を減らすことができるという事です。」
「そう言ったことでは、当社で作業させていただいた自治体の担当者様はなるべくお金を掛けずに使いやすさをスポイルすることなく質を上げようという意識だったのでは無いでしょうか?」
「やはり政治家、自治体、が知恵を出してこそ市民対して良いサービスが提供できると思います。もちろん私はプレミアム商品券は賛成派です。ただし工夫が必要と・・・・。」
「なるほどよく分かりました。ところで・・・・・・聞きたくないかもしれませんが・・・・は、やはりあの番組を意識して・・・・。」
「いいえ、コチラはかなり段階的にグレードアップしていくというところにオリジナリティーを持たせてありますので・・イメージとしては尾崎紅葉の金色夜叉です。金色夜叉は確か、続金色夜叉、続々金色夜叉、新金色夜叉と続くのです。」
「金色夜叉って・・・・?」
「熱海の海岸を散歩する貫一とお宮ですよ。」「お・・・お前のような女は・・・えーい・・この姦婦・・・(蹴)」
「その話・・長いんですよね・・・ついでに面倒なんですよね・・・今日のブログの質をスポイルしますよ・・・。」
「次回にします・・・」 敬礼
「はい。使って役立つプレミアム商品券ですが・・・実は・・・ってやつです。」
プレミアム商品券は元々は地域振興券の延長みたいなモノで・・・、地元の商店街やスーパーで消費活動を喚起して経済を刺激しようという地方創世と経済対策を目的としています。
このプレミアム商品券は「地域住民生活等緊急支援交付金」4200億円の一部です。
プレミアム商品券が1589億円、全国1788自治体の97%に当たる1739自治体(1709市区町村と30都道府県)が計画しているらしいです。
まぁほぼ全ての地方自治体で行っているらしいです。
「10000円で12000円のお買い物ができるのなら超ラッキーです。」
経済は波及効果があるので、地方限定で資本を投入すれば消費が消費を産むという好循環になればいいなぁということです。
そもそもですが・・・、地域における消費喚起策やこれに直接効果を有する生活支援策に対し、国が支援すると言うことで、その対象事業として、地方公共団体が策定する実施計画に定めた事業 たとえば、プレミアム付商品券(域内消費)、ふるさと名物商品券・旅行券(域外消費)等を行うというものです。
目的と行動がちゃんと示されています。
「ふーん・・・。でもほとんどの自治体がプレミアム付商品券ということですか・・・。」
「はい。一部宿泊補助券とか人間ドック券とか利用に制限を掛けているところもありますが・・・。」
地方自治体は交付金の利用方法の実施計画を期限?までに提出するのですが、期限までに異色な企画が無かった自治体は他の自治体でも実施しているプレミアム商品券が実施しやすかったという背景もあるのでは・・・。
住民に喜ばれるサービスである必要があるので、住民にとって良い企画であることは間違いありません。
「で・・・何がネガで怖い問題点なんでしょうか?」
「聞きたくないかもしれませんが・・・、本当に景気対策になっているのか?って言われています。」
「普段の生活で必要な食料品などの経済活動でプレミアム商品券を使用するのは本来の需要と同じです。確かに2000円を期限内で使わせるのでその時は経済効果は出ますが、その先は割高感から需要が落ち込むカモです。」
「うーん。一端安くなったのが元の値段に戻ると確かにそう感じるわねぇ・・・。」
「さらに聞きたくないかもしれませんが・・・、本当に地元商店街で利用されるか?ということです。どうしてもエブリデイ・ロー・プライスの大型店VS地元商店街という構図が出てきます。ですので、自治体によってはA券は大型店でも、B券は大型店使用不可という2種類の券の抱き合わせでの販売を行っているという自治体もあります。」
「ある程度対策はされていますけど、利用者にとっては抱き合わせは使いにくいですね。大型店しか使わない人は商店街は行きませんよね。」
「もっと聞きたくないかもしれませんが・・・、地方自治体に配分された交付金の全額がプレミアムとして購入者に還元されません。」
「たとえば印刷代や、当社のような封入作業代、当社ではバーコードによる管理も行っています。」
「これらの運営費が安く上がるほど予算の配分をプレミアム商品券に上乗せできるのですが、現状で決して全額が還元されていないのです。」
「うーん・・・。なるほど・・・。市民としてはもっといっぱい還元して欲しいわぁ。」
「全然聞きたくないかもしれませんが・・・、前払いなんですね・・・。」
「格差社会が言われて久しいですが、先に10000円用意して、1年以内に12000円消費する・・・・。だからお得でしょ。という理論です。」
「自治体によっては5万円までとか10万円までとか、場合によっては購入金額無制限・・・っていう自治体もあります。」
「私は1年以内なら実際地元で5万10万は使うと思うけど、確かにいきなり買えないわねぇ。」
「・・・という事です。でも富裕層は買いまくるわけです。で高額商品を購入して転売・・・。」
「で・・・利益が出ると・・・。あーなんかむかつく・・・ますます貧富の差がでかくなる・・・。」
「でも、今のは良いことです。だって実際に消費をしています。転売は別に悪いことではありません。」
「もう聞きたくないかもしれませんが・・・、「ホントに聞きたくない・・・。」 実は・・・不正不使用換金があるんです。」
「プレミアム商品券を店が利用せずに換金するという事が起きている様です。もちろん店側とは不正利用しない誓約書らしきモノはあるらしいですが・・・・100万円分購入して、利用せずに換金すれば120万円という事です。」
「そんな・・・一瞬で20万円の利益・・・というか交付金不正受給?」
「まぁこれは制度が良くないのです。換金がしやすい仕組みを改めなければ、上で述べたことも加えて、「単に補助金のばらまき」と言われてしまうことを否定できません。」
「網を掛けて使いにくくすれば、市民に浸透せず、制度をゆるめれば悪意がある輩に補助金が流れる・・・。」
「こういった制度では 「ばらまく」 より 「減税」 としたほうが平等、公平だと思います。 」
「わたし・・・どうすれば良いんでしょう?」
「私たちは、この商品券で今までできなかった贅沢を2割り増し、たとえば100グラム500円の肉を・・・ 肉ですか? 100グラム2500円の村上牛にするとか・・・。」
「2割り増しじゃなくて5倍になってますけど・・・。山形牛じゃないんですか?」
「酒田市までの途中にあるんで・・・たまに買い食いしてます。」
「いままで買えなかった何かを購入するとか・・・というのが正しい使い方です。市民の我々は何も考えなくて普通に利用すれば恩恵があります。」
「プレミアム商品券が悪い企画ではなく、もう少し制度自体に工夫が有れば、ネガの部分を減らすことができるという事です。」
「そう言ったことでは、当社で作業させていただいた自治体の担当者様はなるべくお金を掛けずに使いやすさをスポイルすることなく質を上げようという意識だったのでは無いでしょうか?」
「やはり政治家、自治体、が知恵を出してこそ市民対して良いサービスが提供できると思います。もちろん私はプレミアム商品券は賛成派です。ただし工夫が必要と・・・・。」
「なるほどよく分かりました。ところで・・・・・・聞きたくないかもしれませんが・・・・は、やはりあの番組を意識して・・・・。」
「いいえ、コチラはかなり段階的にグレードアップしていくというところにオリジナリティーを持たせてありますので・・イメージとしては尾崎紅葉の金色夜叉です。金色夜叉は確か、続金色夜叉、続々金色夜叉、新金色夜叉と続くのです。」
「金色夜叉って・・・・?」
「熱海の海岸を散歩する貫一とお宮ですよ。」「お・・・お前のような女は・・・えーい・・この姦婦・・・(蹴)」
「その話・・長いんですよね・・・ついでに面倒なんですよね・・・今日のブログの質をスポイルしますよ・・・。」
「次回にします・・・」 敬礼
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