女性 こんにちは、広報委員5です。
立秋も過ぎ暦のうえではもう秋です。
まだまだ暑い日が続いていますが、雲や風、木や夕方の虫の声で秋が近づいているのを感じます。
秋がくる前に夏に気になったことをひとつ。

夏にはせみの声をよく聞きます。飛んだり木に止まっている姿を見ることはあまりないのですが、道端でひっくり返ったせみをよく見かけます。
どうしてみんなひっくり返ってるんだろう?と思ったことはありませんか?
以前、娘がせみが道でたくさん死んでしまっていることが気になって学校の生物の先生に尋ねたことがあります。
その答えは…力尽きて飛べなくなって落ちてしまうからということでした。
力尽きて飛べなくなってしまうその瞬間まで飛んでいることに驚いた覚えがあります。
今回、もう少し調べてみました。
やはり、せみは体力がなくなることで樹に止まったり、飛ぶことができなくなってしまい、地面に落っこちてコロンとひっくり返ってしまうようです。
なぜひっくり返ってしまうかというと、せみは羽やそれを動かすための筋肉がある背中側の方が重く、普段は足を広げた状態でバランスをとって飛んでいるのですが、弱ってくるとその姿勢が維持できなくなって重い背中側が下にくる仰向けの状態になってしまうそうです。
自然界の起伏のある地面などでは、少ないエネルギーで羽をばたつかせることで容易に起き上がれるのですが、まっ平らなコンクリートやアスファルトでは滑ってしまってなかなか起き上がれないんだそうです。
頑張っても起き上がれなかったせみは、アスファルトの熱や体力の低下でそのまま死んでしまいます。

もしどこかでせみがひっくり返っているのを見かけたら足の開き具合を見てください。
足が閉じていたらもう死んでしまっているのですが、足が開いていたらまだ生きています。そんなせみを見かけたら、きっと起き上がれなくて困っています。手を差しのべたらきっと感謝されますよ。



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