ご無沙汰しています。
本日は全く仕事の事とは関係ない話ですのでさらっとお読みいただければ・・・。

本日は日曜日に見ていたある動物番組についてです。
神奈川大磯に住むアオバトが塩分補給のために数々の難関を乗り越えて海水を飲む・・・というのが番組の要旨です。
アオバトはハト目ハト科アオバト属に分類される鳥です。

この中でアオバトの難関の一つにハヤブサに襲われる・・・、というのがあるのですが、これがある事象にとても似ていたのでそのレポートです。

ハヤブサは・・・
ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される鳥類であり急降下して獲物を足などで捕らえる。
その降下しての最高速度は時速390キロという記録があるほどです。
こうした特徴から、宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の小惑星探査機「はやぶさ」は命名されています。

動物食の猛禽類で、主にスズメやハト、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥類を食べます。
さてその狩猟の様子ですが、最高速度が大きく異なるので(ハヤブサが圧倒的に速い)アオバトは後から追いつかれても急旋回などを行い俊敏性でハヤブサを振り切ります。

これは「さいとう・たかを」先生のゴルゴ13にも同様なシーンがありそのシーンを思い出しました。

その作品では・・・
アメリカ国防省がロッキード社にF19ステルス戦闘機を極秘裏に開発要請した。
東西戦争の軍事力のバランスに焦りを抱いたKGBが試作段階のステルス戦闘機試作機の奪取と設計者の狙撃をゴルゴ13に報酬額100万米ドルで依頼する・・・。

地下排水溝から基地に潜入に成功したゴルゴ13。
しかし、奪取したステルス戦闘機での脱出が唯一の脱出方法だったが、設計者を狙撃した際、設計者が放った銃弾によりステルス戦闘機のタイヤを撃ち抜かれてしまう。
離陸不能になったステルス戦闘機を、第二の依頼「やむを得ない場合は爆破」という事で依頼を遂行したが、その代償としてゴルゴ13は脱出の手段を失う。

劇中、ゴルゴ13は徒歩で行った事から基地から、それほど遠くない距離だろうと推測される、とある農家へ向かい、複葉機での脱出を依頼する。
ゴルゴ13は基地の下見の再に米軍用機とこの複葉機のニアミスを目撃していた。

農家の老齢の主は自慢のデハビランドDH4でゴルゴを乗せて飛び立つ。
「礼金(ゼニ)など要らん」という老齢のパイロットにゴルゴは「断っておくが・・・・俺と飛べば、かなり危険なフライトになる・・・。とっておいてくれ」
「脱走でもやったのか?!・・・まぁいい・・。わしの飛行機に惚れてくれたやつなら、誰だって乗せてやる!!」

しかしアメリカ空軍基地からは撃墜命令が出ています。
強制着陸を試みたり、最後は機関銃による掃射、ミサイルによる撃墜も試みていますが老齢のパイロットの腕と機体の俊敏性で攻撃をかわします。

老齢のパイロットは第一次大戦時には空軍のパイロットとしてスパッドに乗り込み、ドイツ機を12機も撃墜したウイリー・B・ダニングであるということ、どうしても空を飛びたかったという理由で、年をごまかしてラファエット飛行中隊に入隊したことを話します。

回避操縦を行いながらウイリー・B・ダニングは続けます。
「速度の差は話にならんが、運動性能なら負けはしねえよ。あのF16が旋回半径1キロなら、こちらはただの100メートルだ!・・・・この1916年製を撃墜するのは至難の業だってこと! もっともこっちが向こうさんをやっつけることは、絶対に不可能だがな!」

ちなみにですが、このDH4は確か前席操縦席と後席の銃撃手の間に燃料タンクがあったので前席と後席の距離が比較的遠く会話がしにくかったという欠点がありますが、劇中では会話は成り立っています。


この木と布とわずかな金属しか使っていない旧式複葉機はレーダーにも反応しない立派なステルス機です。
ゴルゴはこれを知っていて脱出の手段として使用したのでしょう。

さて・・・大分話がそれましたが、その戦闘シーンですが、空軍基地から出撃したF16戦闘機はまさにハヤブサ。
デハビランドDH4はアオバトです。

さいとう・たかを ゴルゴ13
見えない翼
ビックコミック20号21号22
追記 SPコミック74巻 1985年11月作品




・・・劇中のデハビランドDH4は機体横にイギリス空軍マークが描かれています。


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