にわとり 珍自研のミッチーです。今回は一転して真面目な話題です。金曜日は以前、おはなししたように翌日の「きしめん屋さん回り」のスケジュールを考えるため大変忙しいのです。こういうことは月~木曜の間でないとできません。

私たちの身の回りには、まだまだ古くからの度量衡が残っていますね。
たとえばカレー屋さんで「300グラムではもの足りない、400グラムではちょっと多い。ちょうどよい量がないな~。」と思ったことはありませんか?これが昔の升・合なら2合で360 ㏄(1合 = 180 ㏄)というなんとも魅力的なサイズができます。
頭で考えた、紋切り型のメートル法と違って、古い度量衡は地球上のどの地域でもおおよそ身体感覚にもとづいているため細々とながらも今だに根強い支持を得ているのでしょう。

そこで不思議かつ異彩を放っているのが世界の正義を代表する(?)アメリカが採用しているヤードポンド法(イギリス、カナダも)。
このヤードポンド法のインチが私たちにはなかなか厄介な問題なのです。

みなさんは普段の生活でミリとインチを意識されることはありますか?
もっともよく耳にするのはテレビの画面サイズでしょうか。
趣味の分野(ギターや車など)で一部の方に親しまれているくらいでしょうか。
そもそも市販のストックフォーム連続用紙もインチですね。A4やB5に比べていまひとつ日本人の手にシックリ馴染まないと思うのは私だけでしょうか?

私たちの業界・メーリングサービス業はヨーロッパ(おもにゲルマン系)製機器と並んで北米製機器がたいへん有力です。
しかし北米製機器でも必ず日本向けにカスタマイズされています。
このため、ひとつの機械でも部位によってインチとミリが混在しています。
しかもこれは特に異常なことでなく、日本のこの業界ではごく普通・当たり前のことです。
ここで我々オペレーターは細心の注意を払います。
うっかり「インチのネジ」を「ミリの工具」で回してしまったりすると、さあ大変。
親方や兄弟子(大工さんですか?)にこってり絞られます。
これにも正当な理由があるのです。最悪、ねじの頭などが潰れて調整できなくなってしまいますので。
ちなみに我が社では頻繁に調整するねじなど(の近く)にはテプラで「ミリ」「インチ」と貼ってあったりします。

広報委員A「前回の最後で、『次は牛乳のフタの話題』って言いませんでしたっけ?」
ミッチー 「牛乳のフタの直径は1.5インチです。」
広報委員AB「ホントにっ?」
ミッチー 「うそです」
広報委員B「私、わかった。先日の奈良の大仏レポートで私の体が通り抜けられなかった理由。当時は尺・寸だったからね」
その他全員「・・・・・関係ないと思うけど」




追伸
1円玉、1枚は1グラム。5円玉はなんと1匁(「花1匁」の匁)らしいです。




提供:ビジネスブログのe売るしくみ研究所..